What's IDA?

国際開発サークルIDAcademy (International Development Academy)は2008年のモンディアロゴ・エンジニアリングアワードという世界各国の大学883チームが集まった大学生エンジニアの為の国際コンテストで金賞を受賞したことを機に東京工業大学の公認サークルになりました。 過去にはネパール、ケニア、ベトナム、フィリピン、福島、東工大周辺でプロジェクトを実施してきました。 学年、専門分野、国籍を超えた人たちで議論し、協働していることがIDAの魅力です。 これまでのプロジェクトの進め方や資金獲得のノウハウを共有しながら、質の高い成果を目指しています。 今後は規模を拡大しMIT D-lab, Stanford d.schoolと肩を並べられるように、プロジェクト単位で技術を通じてさまざまな地域に貢献できるように頑張っていきます。

理念・IDAが果たす役割

技術を通して、社会に貢献することをIDAの理念としています。

  • グローバル社会(地域社会・国際社会)の課題を解決するための工学・人文の知識、技能(ものつくり)、リーダーシップ、チームワークを養成する。
  • 現場主義のプロジェクトを通じて、適正技術を生み出す。
  • 分野や学年や肩書きなどの境界を超えたネットワークをつくる。
  • 東工大の粋を超えたグローバル社会の最前線で活躍し、牽引する。

私たちはこの4点をIDAの果たす役割だと考え日々頑張っています!

Introduction of Tokyo Tech International Development Academy

国際開発とは

現地が問題だと感じることを解決する

          

国際開発とは私達が現地のニーズを満たすために必要な知識や技術を、現地の人々に提 供することです。現地のニーズとは既に現地の人々が求めていることと、現地の人々はまだ気が付いていないけれども、私達が問題だと感じてその重要性を説明し、現地の人々も 解決したいと感じたことです。前者は例えば、もっとお金がほしい、電気がほしい、きれいな水を飲みたいといったニーズです。後者はゴミ処理や森林伐採、過剰漁業、過疎化、 産業の衰退など、長期的に問題になることを私達が気づいてその問題の大きさについて説明し、現地の人々にも心から解決したいと感じるようになったニーズです。私達はこのよ うな現地のニーズを満たすために必要な技術を、ものつくりによって解決することを目指しています。

活動期間は基本的に緊急支援より長い

国際開発(国際協力)と聞いて、紛争や災害後のボランティア、衣服や食事の無料提供、現地を盛り上げるイベントの開催を想像するかもしれません。このような緊急支援は1度きりであったり、1週間などのごく限られた期間であることが多いです。一方、国際開発では現地のニーズを調査し、解決策を考えて、いずれ現地の人々だけで 解決策を実行していける計画を立てます。例えば、現地が初等教育を求めている場合、私達が学校を建設して、1カ月子供たちに授業をしても、学校は現地に浸透しないからです 。むしろ、現地の人々が学校の重要性を理解し、学校を運営するために必要な知識や技術を教えることの方が、建物より重要です。そのため、IDAでの国際開発では現地を理解し たり、解決策のものつくりを行うために長期的なプロジェクトが行われています。現在行っているシナモンプロジェクトは5年以上続いています。

国際開発と自分の関わり方を考える

ここまでの話を聞くと、国際開発って難しい、国際開発が将来の夢ではないから遠慮しようと感じるかもしれません。 しかしIDAメンバー全員が国際開発に携わる仕事に就こうと考えているわけではありません。 むしろそのように考えているメンバーは少数です。IDAでの活動を通して、自分と国際開発と携わり方を考えます。 国際開発は現地で作業することの他にも、

  • 現地のニーズに合わせたサービスを立案すること
  • 企業の社会的責任を果たすために、自社の取引先が間接的にでも誰かを搾取していないか考えること
  • 生産者の生活や自然環境を向上させるために、フェアトレード商品や梱包の少ない商品を購入すること
  • 現地に寄り添う国際開発を行うNGO、NPOを見極めて、募金すること

などがあります。時期や人によって、国際開発に関われる程度は異なります。無理のない範囲で、 一人ひとりが環境やコミュニティを守りながら発展するために行動できることを目指しています。

役員

  • 顧問 田岡祐樹 助教 (環境・社会理工学院 融合理工学系)
  • 代表 鈴木大河 (環境・社会理工学院 融合理工学系 学部3年)